海に思う  建武館 館長

2016年7月30日、久しぶりK-1の舞台。
海と太陽がエントリーした。

太陽は延長の末に惜敗したが、彼は伸びしろがありずば抜けた素質の持ち主。
本人がそれに気づき、自ら伸ばすかだ。太陽の奮起に期待したい。

海は勝ち進み、決勝まで駒を進めた。
パンフレットにある、海の将来の目標が “家族を支える職に就くこと” 。

他の選手のほとんどはプロキックボクサーを目指している。
そういう中にあって、海のコメントは異色であった。

それは決して戦いに逃げているのはない。
また、侮っているのでもない。

ではなぜ出場したのか。
それは、建武館の力を証明したかったのではないか。

道場では「強いだけじゃだめ」と子ども達によく言っている。
人として立派になれ、と。

“だけどそればかり言って本当に強くなれるのか。
そんな念仏みたいに言ってるだけでは強くなれないのでは…。”

…よし、そんな半信半疑に思う人の心を、ぶち壊してやろう。
俺が出場してそれを実証してみせる。


海の言葉にはそういう意気込みが感じられてならない。
まあ、海からすれば「そんな買いかぶりですよ」と言うかもしれないが。

こんなこと書き綴ると、11月はとてもプレッシャーになりそうだ。
でも海、ここはひとつ、家族を支える職に就くための“試練”と思ってね。



K-1甲子園2016決勝戦
大会:「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 」
日時:11月3日(木)
会場:東京・国立代々木競技場第二体育館

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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